
ちょっとした隙間の時間を見つけて、近くのお蕎麦屋さん栄安に駆け足で向かう。パッと暖簾を潜って何の迷いも無く「特製そば」を注文した。
何度も特製そばについて投稿してるので皆様ご存知かもしれないけど、栄安の名物メニュー。ぶっ太くて黒い田舎そば的な蕎麦に真っ黒いツユ、そして茹でたキャベツと昆布と天かすと油揚とネギがてんこ盛りになったメニュー。

今日は温かい方の特製そば。店内の能面やら仏像やらの骨董を眺めながら特製そばを待つ時間も楽しい。
七味たっぷり振りかけて赤旗新聞を眺めながら食う。特に共産党支持では無いのだけど、ここに来ると置いてあるので読んでみるのもオツだ。
打って寝かせるという蕎麦は独特の食感で、まさに「栄安という食べ物」と呼ぶに相応しいインパクトだ。所謂、一般的な美味しいお蕎麦の基準から見ると面喰らうけど、ジワジワとハマる。
気がつくと栄安の虜。
そばを食べてもうどんを食べても出て来るヤカンに入った蕎麦湯、そしてその蕎麦湯が置かれる鍋敷が織りなす無重力の競演。今日も鍋敷は見事にヤカンにくっ付き俺を喜ばせる。ここには地球上の何処にもない重力のバランスがあるに違いない。UFOが牛を空中に攫って行く「キャトルミューティレーション」もきっとこれと同じ現象に違いない。古い仏像と宇宙。まるで曼荼羅のような蕎麦屋、それが栄安。栄安で宇宙と交信しよう。
店名 | 栄安 |
住所 | 福島県会津若松市栄町4−16 |
営業時間 | 11:00~16:00 定休日:無休 ※新型コロナウイルスの影響により営業時間が 変更になっている場合があります |
電話 | 0242-22-1751 |
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